アイカツ!名ライブ数え唄②(第34-36話 Take me higher)
まずは第二十三回文学フリマ東京にて、当サークル「ふかふか団地」にお越し下さった皆様、ありがとうございました。
まあ、この話は後ほどまとめて書くことにして、ずっと締め切りに追われて書けなかった、アイカツについてのブログの続きを書こうと思います。
このブログの直近の記事を見直していたら、ものすごい宣伝フィーバーになっていることに気付いたので、ブログ全体の息抜きの意味も込めて。
次のブログはTristarオーディション編のTake me higherにしよう
— ケイスケ (@gkeisuke) 2016年10月30日
ということで、有言実行です。
今回の新刊『ニュータウン』を含め、これまでずっと、ふかふか団地の表紙や挿絵を描いて下さっているアカシアさんと、私はこの1年弱で、とてつもなく仲良しになりました。強調すると嘘くさくなってしまう……。
一番最初に会った日から、お会いするたびに大体、朝から晩まで話し込んでしまうのですが、その中でも、アカシアさんにとってのプリキュアシリーズに対して、自分が持っている同じような熱量の作品として、私がお話していたのが、アイカツという作品についてでした。
その後、アカシアさんもアイカツを観始めて下さり、そのことがとても嬉しかったので、アカシアさんにネタバレをしてはならない……。だけどアイカツのことを書きたい……という思いから、初回はアカシアさんが観ている地点からはめちゃくちゃ遠くて、なおかつ1年目の文脈とある程度切り離されている『LOVE GAME』を挙げた部分ました(もちろん、大好きなライブであることに変わりはありません)
が、アカシアさんが晴れて1年目を全て観終えたという報告を、文学フリマ会場で一緒にカレーを食べながら受けた(※ここでも話し込みすぎて1時間もブースを離れることになり「ずいぶん遅い昼飯だったね」と、霜月さんより指導が入りました)ため、今回は1年目のライブシーンについて書こうと思います。
第34話 一ノ瀬かえでの説得力
『Take me higer』という曲について語るとき、いくつかの視点があると思いますが、ここでは「トライスターオーディション」に焦点を絞って書きたいと思います。
まず最初に披露されたのは第33話。これはトップアイドル神崎美月が、自分とユニットを組む2人のパートナーを決めるための選考オーディションで、最終選考までたどり着いたことで披露されたステージ。主人公である星宮いちごを始め、神崎美月に憧れ、神崎美月の高みを目指していた多くのアイドルたちにとって、日頃のアイドル活動の成果が神崎美月の目の前で表面化する、1年目の物語でも重要なエピソードの1つです。
このライブでは6人までしか絞ることが出来ず、後日、改めてファイナルオーディションに進むことになるのですが、その最中に、突如、空からパラシュートで降下してきたのが「一ノ瀬かえで」というアイドルです。
結論から先に言うと、一ノ瀬かえでは登場からたった1話で、トライスターというユニットの2人目の座を射止めることになります。
美月さんから与えられた、厳しい試練に数多のアイドルが夢破れ、ユリカ様やおとめちゃん、さくらちゃんなんかも、選考からは落ちてしまいました。残されたのは、かつて美月さんとチームを組めなくなってしまい、それでも、それが叶うのを諦めずにアイドルを続けてきた3年生3人と、いちごちゃん、あおいちゃん、蘭ちゃんだけ。
いくら能力があるとはいえ、この時点ではポッと出の存在であるかえでちゃんが、このオーディションに割り込んでくることは、視聴者側の心情としても、本来であれば到底許容できることではないと思います。
しかし、そこに説得力を持たせてくれるのがアイカツという作品なのです。
アイドルが、アイドルたる所以の説得力というのは、どこに現れるのか。現実世界においても、アイカツの世界においても、そのアイドルが輝く場所というのは多岐に渡ります。
ただ、この作品がその輝きを還元し、体現する場所は、決まって「ステージの上」であり、「ライブシーン」に他なりません。
第34話は一ノ瀬かえでの物語です。
物語の中で、海の向こうでかえでちゃんどんなアイカツをしてきたのかが語られ「お客さんを楽しませることが一番」という、強い信念が提示されます。自分の物語に耳を傾ける、いちごちゃん、あおいちゃん、蘭ちゃんでさえも観客であり、ユニットの座を争うライバルにも関わらず「楽しんでもらう」ための演出を怠らないほどの、エンターテイメント性を備えていました。
いわば、今回のステージは、視聴者(観客)にとっては、一ノ瀬かえでの物語を証明するためのものでもありました。ここで、かえでちゃんが語っていたことと違うステージを見せられてしまうと、これまで語られてきた物語は、全て虚像になってしまいます。
多くを語る必要はありません。
上の動画を観てもらえれば、一ノ瀬かえでが、その最初のライブで、それを全て証明してくれたことは明白だからです。
少なくとも、このトライスターというユニットで神崎美月が求めていたのは、トップアイドルである自分と組んでも変わらない圧倒的な個性と、それを貫く強い信念だったと思っています。
このファイナルオーディションには、全員、自身が着用しているブランドのプレミアムドレスで臨んだことからも「最高のパフォーマンスを見せなければならない」という強い想いがあり、実際にそういうライブを見せていたと思います。
ただ、決定的に違ったのは「選ばれること」を意識した3人に対して、かえでちゃんは「神崎美月に選ばれるためのステージ」にも関わらず、ここでも最後までオーディエンスを楽しませるためのパフォーマンスに終始しました。
アイカツのライブシーンにおいて、カメラは生きた意志の一つです。かえでちゃんが多く抜かれたのは、これが初登場のライブだからではありません。一番撮りたくなる表情を見せていたからです。かえでちゃんだけがスペシャルアピールを出したのも、そうした意志が観客の「興奮度」として、かえでちゃんに集約したからに他なりません。
ライブが終盤に向かうにつれて、だんだんといちごちゃんたちも、一番大切なことに気付き始めます。かえでちゃんに引っ張られるように、表情に柔らかさが戻り、楽しいという感情が表に出てくるようになるのです
それを引き出したのが一ノ瀬かえでであるという事実こそが、一ノ瀬かえでがトライスターに選ばれた理由そのものなのです。
たとえこれがもっと大きな意志の下、最初から決められていたストーリーラインに乗っかったことだとしても、それをステージで証明してくれた事実は決して嘘にはなりません。だからこそ、たくさんのアイドルたちの血と汗と涙が詰まったトライスターオーディションの中で、一ノ瀬かえでというアイドルの物語を知り、一ノ瀬かえでの選出や、オーディションへの途中参入を認めた美月さんにも、強く同意することが出来ました。
この回のアイカツ格言は「オーディションだってステージ!」
第34話の『Take me higer』は、それを体現してくれた『説得力のライブ』であったと感じています。
本当は一つの記事にまとめるつもりでしたが、かえでちゃんのことを書くだけで、ここまで長くなってしまうとは思っていなかったので、2回に分けることにしました。
次は、蘭ちゃんとユリカ様の話を書きたいと思います。
明日は文学フリマ東京の誕生日です
明日、11月23日に東京モノレール流通センター駅徒歩一分の建物で文学フリマがあります。
ふかふか団地は新刊「ニュータウン」500円と2016春既刊「パッチワーク」2015秋「フランネル」を持っていきます。
「ニュータウン」は団地をテーマにした小説誌です。みんな団地にゆかりがある人間なので公営団地の生活感、場合によってはライブ感みたいなものは生っぽくあるかもしれない。団地を軸にゆるやかな青春ラブコメ・おねショタ・SF・日常系小説が収録されています。既刊ともどもよろしくお願いします。
俺がイベント参加においてもっともチェックする情報なのがアクセスなのでアクセスの話をします。
東京モノレールに浜松町から乗るか、あるいは羽田空港についたらそこから、流通センター駅に行って、降りて、改札出たらいかにも文学ライクな人間がいっぱいいるので後は流れでお願いします。
ふかふか団地があるのは1階です。
会場一階奥にカレー屋があるのでそれをランドマークにすると迷っても辿り着けると思います。
もう言うことはありません。来れたら来てください。待ってます。
ポケモン サン&ムーン
皆さんアローラ!
ポケモン、してますか?
僕はこのゲームを学生時代結構やりこんでいまして、インターネットを使った対戦を主にやっておりました。大学時代の部活では、本サークルの代表と遊んでいたりもしました(無論、私が勝ち越した)
最新作のサンムーンでは、初代のポケモンのフォルム違いである、アローラの姿や超必殺技であるZ技が加わり、非常に楽しみです。
現状、クリア出来てないので感想はあまり言えませんが、XYみたくストーリーもちゃんと面白いといいですね。細かいところまで調べてないので色々楽しみです。
このゲームのいいところは、楽しみ方が一つではないところなんです。
インターネット対戦を勝率を求めてガチガチにやり込むこと。
好きなポケモンを育てて楽しく対戦すること。
いろいろなポケモンを集めて図鑑を完成させること。
勿論、ストーリーを遊ぶことだけでもいいんです。
自分に合った遊び方が出来る。だからこそ、大人から子供まで愛されるゲームになっているんだと思います。
是非、子供の頃ポケモンをやっていた皆様も、ポケモンサンムーンを購入して、童心を思い出してみてはいかがでしょうか?
対戦をガチ目にやりたいのならご連絡ください。ご相談に乗りますので。→@ckni126
レート対戦は、何にせよ強いフェアリーがいっぱい出てきたんで、受けれる鋼が増えて、鋼と精狩れる炎がそこそこいるのかなという予想です。その点からメガシンカの素早さの修正の恩恵を受けたメガグロスや、安定した強さのハッサム流行りそうかと思います。なので、アローラガラガラ(炎・霊)が強いかなと思ってます。しかし、ミミッキュが幅を効かせてると少し微妙かもですね。全然しらべてないんで、思わぬ伏兵が多そうです。ウルトラビーストとかも種族値お化けですし、これもうわかんねぇな。
とりあえず最初は好きなのを使いたいですね。
あ、そういえば文学フリマまであと少しでした。
C31です。皆様よろしくです。
私は最初に載ってます。
以上、さんらいとでした。
文フリ東京C-31 尾瀬みさき『人の住む場所』立ち読み
2016年11月23日文学フリマ東京に出す本に載っている小説の中身です
ものすごく個人的な考えなんですけど、気になる本は結末を読んで購入を検討するタイプで、こういう試し読みみたいなのもラストを載せたらわたしだったら嬉しいなあと思うのですがお前の性癖は世間の不快感であるのかもしれないので今回は大人しく冒頭部分の立ち読みにします。全20000字のうちの4000字ちょいです。
続きを読む宣伝です
11月23日(水曜祝日!)文学フリマ東京まで一週間を切り、ゲッベルスの勉強をしています。複数の意味で手遅れです。
ふかふか団地三冊目の小説誌『ニュータウン』に小説『人の住む場所』を書きました。極めてテンプレ的な女の子ふたりを天秤にかけてテンプレート男子が贅沢に悩むラブコメです。詳細はここから二日以内に以下のサイトで確認できると思います。
すごい露悪的なことを言うと、同人誌は宣伝だし同人誌はコネクションだ、みたいな考えが文フリの回数をこなすたびに深まっているんだけど、それは現実にあってもそうで、去年辺りから下北沢や代々木や高円寺にちょこちょこ行ってて、インディーズの対バンライブなのだけれど、彼らの演奏は上手いし曲は面白い、歌詞は聞き取りにくいけど、彼らとプロとを分かつ壁はクオリティでは必ずしもないという感覚が拭えない、現プロ・元プロ・セミプロが並んでいるとまあ差はあるのかと思わないでもないけれど、たまたま選ばれて、プロモートで差が拡大する、それもまた結び。
客観的に見れば商品の出来も売り方も文学フリマ東京一というわけではないのだけれど、どちらも一番を狙って(フロックでもいいから)(フロックはレースに出なければ起こりえないのだから)、寝首をかいていきたい。平たく言うと、やっていきたい。
自信は常にあって、常にないので、当然読まれるべきだと思うし、読んで面白いかは分からないし、ただ読まれてほしい。宣伝をします。