ふかふか団地ブログ

文芸サークル『ふかふか団地』についてのお知らせや、メンバーの日記を公開していきます。

2017年5月7日(日)第二十四回文学フリマ東京にて、四冊目の新刊『火星ソーダ』を頒布予定。
ふかふか団地の既刊小説誌を売っています

HTC VIVEを買った

年末にHTC VIVEを買ったんです。VRヘッドセットの。諭吉先生が10人ほどログアウトしましたが。

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ヘッドセットはそれなりに重量感あってあんまり長時間装着し続けるのはちょっと辛いかなという感じ。このあたりはまあ致し方ない。

ちなみにPCと接続して使用するわけなのですが、当然グラボも相応のスペックが必要になるのでそれが無い人はさらに何人かの諭吉先生とお別れすることになります。

設置物を固定したりなんなりと準備に手間が掛かったものの、手間とお金を掛けただけのことはある、これは凄いなぁと。

目の前にバーチャルな立体空間が広がるわけです。例えばNintendo 3DSなんかだと携帯機の画面という小さな領域で展開される箱庭的立体感があるわけですが、これの場合は自分自身がその立体空間の中に取り込まれます。体を動かすと映像もそれに追随して変化し、前に進めば映像も前方へ移動し、後ろを振り返れば後ろの様子が映し出されます。

実際には目の先数センチの位置に画面があってただそこに映像が映されているだけなのに、ヘッドセットがあらかじめ設置しておいた位置検出用のベースステーションと合わせて体の動きを検出し、それにぴったりと合わせて映像が変化するために前後左右上下その全てが展開された立体空間に包み込まれているように感じ取れるわけです。

ヘッドセット本体と同様にその空間座標をトラッキングされた付属のコントローラを両手にそれぞれ持つと、バーチャルな立体空間に触れることの出来る「手」となります。目の前の物を触れるように動かせば、その物に触れることが出来るわけです。軽くつつけば揺れ動いたりします。振動でのフィードバックもあります。

惜しむらくは自分の部屋が広くないという点で、広大なバーチャル空間を楽しむには現実の空間もある程度必要なのだということ。

それからVR中は視覚が完全に現実から切り離される(イヤホンを付ければ聴覚も)ため、VR中に現実で何か起こっても気づかない可能性が高いのであらかじめ気をつけておきましょう。当然VR中に現実の方で何かしようにも目隠し同然で行う形になるためこれも注意する必要がありますね。具体的な事例については敢えて差し控えますが。

しかしともあれ、これはなかなか楽しい。コンテンツが充実していくことを期待したいところ。

ふかふか団地2017

あけましておめでとうございます。

 

昨年も皆様には大変お世話になりました。

 

遅くなってしまいましたが、本年もふかふか団地をどうぞよろしくお願いします。

 

 

更新が滞ってしまっていた、ふかふか団地ブログの近況をお知らせすると、前回さんらいとくんが書いた

 

fukafukadanchi.hateblo.jp

この記事が、公開約1か月弱で、これまでのふかふか団地ブログの総アクセス数の3倍近いアクセスを集めました。

 

しかし、当ブログはポケモン考察ブログではありません。文芸サークルふかふか団地のブログとなります。

 

ただ、見返してみると、膝枕耳かきとか、アイカツとか、ペルソナとか、戸松遥さんとか、特にまとまりがある訳でもありません。

 

文学フリマが近くなったら宣伝を行いつつ、メンバー個人のバラバラの趣味嗜好を面白く発揮できる場所であればいいなと思います。

 

 

文芸サークルふかふか団地としては、5月7日の第二十四回文学フリマ東京が当面の目標になります。

 

少しずつではありますが、既に4冊目の同人誌製作に向けて動き出している状態です。

 

ふかふか団地の活動も、今年で3年目(!)に突入しようとしています。

 

サークルとしても個人としても、経験の中で見えてきたものがたくさんあるので、そうしたものを形として還元できる3年目にすることが、サークル代表としての目標です。

 

去年は活動を軌道に乗せた1年でしたが、今年は個人としても「書くこと」で、何か新しいこともやっていけるといいなと感じています。

 

改めて、今年もよろしくお願いします。

【ポケモンサンムーン】雑感と要注意ポケモン【シングルレート シーズン1】

※シーズン1の記事です


どうも、こんにちは。アローラっす。

 

ポケットモンスターサンムーンが発売になりまして、ようやく私もインターネット対戦へと足を踏み入れる事ができる環境が整いました。約100戦ほどこなしまして、なんとなく環境への理解を深めてきている次第です。

 

今回は特に現状のサンムーン環境で注意すべきポケモンをご紹介いたします。ポケモンを久しぶりに始める方や、これから新しく始めようと思っている方のご参考になればと思います。自分の思考の整理も兼ねているのでグダクダでもご了承ください。

あらかじめに言いますが、ポケモン対戦を知ってないと面白みの全くない記事になるやもしてません。多少は配慮しますが、みんな頑張って読んでね。この記事を通して少しでもポケットモンスターというゲームに興味を持っていただければと思います(建前)

しかし、過去作のポケモンが使えないので、自由度が低いですね。バンギやカバがいないので、砂がなかったり、ボルトやクレセリアヒードランなどの準伝説ポケモンもいないこと、メガ進化の数が少ないことなど、いろいろ前環境と違う点はありますね。

我サークルの代表はさっさと始めることを推奨します。

という訳で早速、要注意ポケモンや並びを紹介しましょう。

 

ガブリアス

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やっぱりな♂

新しく強力なフェアリータイプが登場したり、露骨なS調整のアローラキュウコンが登場したりと、ドラゴンに向かい風のように思えましたが、やはり主人公には関係なかった。

むしろフェアリー対策として現れた鋼タイプを狩りだした点、そして環境に存在する地面技を空かせるポケモンが少ない点などが依然としてこのポケモンがメタゲームの中心にいる要因でしょう。(特に1500台では地面弱点5体みたいな舐めたパーティも結構いた。初心者は意識して地面を受けれるポケモンを用意しましょう)

持ち物は、タスキ、スカーフ、ドラゴンZ、ほのおℤが多いです。

パーティ単位での対策としてはしっかりと地面無効を入れることです。ガブを起点にできるギャラドスが流行るのも納得ですね。

どんな環境になろうとも、このポケモンがメタゲームから外れることはないんじゃないかなと改めて実感しました。

 

②カプ・コケコ

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でんき・フェアリーの高速高火力アタッカーです。カプ系共通の特性によりでんきタイプの技が1.5倍になるフィールドが張れます。

S130の素早さから繰り出される高火力なでんき技は対策を取っていないと殲滅されます。電気無効枠の必須化を強いているのはこのポケモンの存在があるからでしょう。

メジャーな持ち物は珠、タスキ、電気Zなどです。

普通のアタッカーだけでなく、電気Zによる強力な崩しを持った、どくどく羽休め型。キングドラ、舞ったギャラドスが流行しているので、それを上から叩けるスカーフ型も無視できない数います。

対策は電気無効枠の採用が無難です。アローラガラガラが電気無効にできるのでかなり流行っています。

カプ・テテフ

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エスパーフェアリーの高火力アタッカー。コケコと同じく特性により、エスパーの火力上昇と先制技無効のフィールドを張る。

 Ⅽ130からのフィールド補正ありのエスパー技の火力が何よりもヤバい。現状使われている個体のほとんどがスカーフで、先制技を無効にできる特性から、ほとんどのポケモンに先制できます。地味に技範囲も優秀です。

対策は、エスパーとフェアリーを半減できるはがねタイプを入れること、フィールドを書き換えられる他のカプ系ポケモンを入れることなどですかね。毎回、かげうちやバレパンが打てなくてキレそうになる。

 

ポリゴン2

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しんかのきせきから生み出される圧倒的な耐久力が魅力なポケモン。現状のプールだとポリ2を突破したり、起点にできたりするポケモンが圧倒的に少ないので、相手を非常に詰ませやすいです。

環境に多い、ミミッキュ、ガラガラ、マンダ、ガブなどに後出しが効き、トリックルームの展開ができる。後述するガラガラと非常に相性がいい。ポリ2に対し格闘タイプを後投げするタイミングで、トリルを張り、格闘技を後ろのガラガラで空かして無双するというのがつよい。

対策は格闘技を振るか、Z技や雨とかの圧倒的な火力でゴリ押すことですね。現状Bに割いた型が多いので、特殊技で攻めるのが良いかと。

 

⓹ガラガラ(アローラの姿)

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ゴースト・ほのおという優秀なタイプから、ふといほねという攻撃力を倍にする専用アイテムを保有する超高火力鈍足アタッカー。

特性ひらいしんで電気技を無効化できるのでカプ・コケコ対策として大流行している。特にポリゴン2との相性は抜群で、トリックルーム下でコイツの勢いを止めるのは難しい。

耐久はそれほど高くないので上から一致抜群で叩くのがベスト。トリックルームを展開されないように気をつければ無双されることは少なくなるだろう。

 

⑥(メガ)ギャラドス

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まさか、ギャラがここまで流行る時が来るとは……。

間違いなく人気ナンバーワンのメガ枠であると感じています。

地面無効且つ特性いかくによりガブを起点に龍の舞が出来る点、苦手だったポケモンたちが解禁されていない点などが追い風になって、流行っているポケモンです。また、特性かたやぶりでミミッキュのばけのかわを無効化できるのも要因の一つでしょう。

私は対策としてカプ・ブルルを使っています。舞う隙を作らないことやギャラの止まるポケモンを入れていないと簡単に無双されてしまうで注意。

 

ミミッキュ

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フェアリーゴーストタイプのポケモンで、特性ばけのかわによって1回完全に攻撃を無効化できる。

1回絶対に行動保証がついているので、安全に剣の舞を積むことができる。アタッカー型だけではなく、サポートも存在するので、鬼火やでんじはが飛んでくる可能性もあるので注意。

多い持ち物は、珠、タスキ、ゴーストℤなどです。

ばけのかわは ギャラドスのかたやぶりで無効化したり出来るので上手く使いましょう。


テッカグヤ

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はがねひこうの完全無欠な要塞ポケモン。現環境で最も多くの型が存在するポケモンで、非常に読みずらい。

性格はメジャーなものでも、ようき、おくびょう、いじっぱり、ひかえめ、しんちょうなどがあって、技範囲も何故か物理特殊両方に広い。やどまも型、チョッキ型、Z技搭載型、ボディパージ型とかいろいろありすぎて、これもうわかんねぇな。


私も最初は耐久型ばっかりだと決めつけて、ルカリオで対面で舞って処理していたが、いじっぱhaに地震で2回も殺された。

現状のプールでは突破できるルートが限られてしまっているので、詰まされないような対策は必須のポケモンであると言える。

 こいつのために炎や電気のZ技の崩しをいれているポケモンもかなり多くいる印象。

⑨(メガ)ボーマンダ

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oras時代のサイクル戦マスター。スカイスキンの補正が調整されて火力が下がったとはいえ、受けれるポケモンの少ないこの環境なら関係ないね。ぶっちゃけ相当強い。

目の敵だったボルトやスイクンが存在しないこの世界で、マンダが弱いはずがなかった。往年のマンダマンムーやマンダガルドの並びを崩すのは、非常に難しい。単体だけでなく周りを意識して対策したいポケモンの一体。

 

ギルガルド

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XY最強戦士の一角。アローは下降修正で4んだのに、なぜかこいつは修正が一切ない。というかバトルスイッチの仕様が強化された。

流行っているフェアリーのストッパーとしてこちらもかなり流行している。弱点保険を有したアタッカーだけでなく、どくまも型も一定数いるようだ。最近は格闘Zでポリ2を殺す型が現れ始めた。マンダとの並びが特に強力。このポケモン苦手なので流行んないでほしいですね(無理)

 

⑪雨(ペリッパーキングドラ)

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あめふらしを取得したペリッパーの雨展開。単純にカバやバンギがいないので天候が取られにくい点や、雨火力を受けれるポケモンの少なさが、流行を後押ししている。

すいすい状態のグドラを抜くためにスカーフを持ったコケコが現れたりしている。タスキやミミッキュ等のストッパーや水技を半減で受けれるタイプが欲しいところ。

そのうちちょっと使いたいかなと思っているひとつ。

 

 

以上、非常に簡単ですが、現環境のポケモンをご紹介いたしました。ご参考になれば幸いです。


 ちなみに普段はサークルで小説を書いています(露骨な宣伝)

以下のURLからも通販や試し読みできるから是非。

https://fukafukadanchi.booth.pm


それでは皆さん、さようならー。

 

 

 

『ニュータウン』通販を始めました

第二十三回文学フリマ東京にて頒布させて頂いた、サークルふかふか団地の新刊ニュータウンの通販をこっそり開始していました(ちゃんと告知していなかったのに、買って頂いてしまって焦りが出ました)

 

fukafukadanchi.booth.pm

 

既刊『フランネル』『パッチワーク』も含め、上記のページからお買い求め頂けます。

 

当日、文学フリマ会場にお越し頂けなかった方は、是非是非ご利用ください!

 

 

尺が余ったので、リーダーとしてニュータウンに収録されている各作品のレビューを行おうと思います。

 

表紙

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表紙は今回も大好きなアカシアさんに描いて頂きました。

 

「大好き」という言葉は難しいですね。アカシアさんのことは大好きなんですけど、大好きだから依頼している気持ちはなくて「ふかふか団地」を始めるとき、このサークル名の下に、私たちが生み出していく未来の作品たちと、見せてもらったアカシアさんのイラストたちの空気感が重なったような気がして、それが3冊刊行された今も間違いないのないことだったと思っているからこそ、アカシアさんに依頼しているのですね。

 

余談として、今回の表紙は最初の一冊である『フランネル』と対になるものとなっています。フランネルも「団地」「かわいい女の子」というモチーフを依頼しましたが、今回もフランネルと同様のモチーフで依頼をしています。1点だけ依頼内容が違うのが、フランネルが夕暮れ時だったのに対して、ニュータウンは我々の「新たなスタート」という意味を込めて、早朝の風景となっています。

 

早朝の街、君と僕以外、まだ誰もいない新しい一日の始まりに、世界を独占するような全能感。なんとなく、スピッツの『ロビンソン』を思い出しました。

 

 

エイティーン

「それが僕の尽くした青春の全てであり、僕自身の全てだった」

我々人類は、明かせないものなどないほどに進化し、無粋な技術を発明せざるを得ないほどに退化していた。

死人の魂がエネルギーに変換できるようになった時代。夢を捨てて就職した僕は、どこかで夢を捨てられずにいた。生と死の概念が歪んだ世界で、生きることとは何なのか。

死へと飲み込まれた廃墟で彼が出会ったのは、かつて憧れた女性の霊だった。

 

今回がふかふか団地デビュー戦となった、さんらいとくんの作品です。

 

同じく、今回から加入してくれた九十九くんもなのですが、一発目に出してきたもののテーマが、二人ともおおむね「自慰行為について」であったこと(特に二人で相談していた訳ではないらしい)について、何やら強烈な決意と文学性を感じました。二人ともふざけず、真面目に自慰行為に向き合った作品を書いています。それは間違いありません。ただ、今回のニュータウンのテーマは『団地』であることも、同時に間違いないのです。

 

さんらいとくんは、読ませる文章を書くようになったなと感じました。何目線なんだよという話ですが、前部長として後輩を見守る目線です。

 

『団地』というテーマに対するアプローチも、私を含めて今回の中では一番考えられていたなと感じました。文中に「トランス状態絶頂激イキセックス」とかいう強烈なパワーワードが出てきますが、なぜか作品は下品にならず、かつて大好きだったAV女優の霊を通じて、真摯に「大人になること」と向き合うお話が書かれています。

 

 

やさしい爆弾のつくり方

「ウチの街にもゴジラ来てくれないかなーって思った」

この団地が嫌いだった。

誰かがこの小さな世界を、終わらせてくれる日を夢見ていた。

そんなある日、この場所へ引っ越してきた千春先輩が「この団地を爆破する」 と、言い出して……。 

 

愛宕という人間、すなわち私の作品です。=ケイスケなので、それだけでも覚えて帰ってください。

 

自分の作品について何かを言及することは難しいのですが、何をしても「満たされない」という感情があって、だから何かのきっかけで世界が変わってくれるのを待っていて、それでもその世界を変える一歩を踏み出せない男の子の話です。

 

劇的なことが起こらなくても、少しずつ手を取り合って前に進んでいけば、いつかその感情と折り合いがつくようになるかもしれない。そういう気持ちで書きました。私からは以上です。

 

 

白黒ワールズエンド

「世界が終わることを、今日も願った」

ある日、少年が住んでいる団地のゴミ捨て場に、性的な雑誌が捨てられていることに気付いた。

いけないと思いつつもそれを持ち帰ったところ、同じ団地に住むお姉さん・有紀寧に見つかってしまい、それを脅しの材料に使われてしまう。

悶々としながらも、小間使いとして有紀寧に従い続ける日々。 その中で、少年は有紀寧のことを少しずつ理解していく。

しかし、ある日、二人の秘密の関係に終止符が打たれる出来事が起きてしまう。 

 

ふかふか団地のルーキーその2である、九十九葵くんの作品です。

 

説明文の「性的な雑誌」という言葉からもはやちょっと面白かったのですが、この作品もさんらいとくんと同じく「自慰行為」が、かなり重要なテーマになっていました。己を曝け出すという意味において、新人二人が一番最初に提示する名刺代わりの作品として、これほどまでにふさわしい題材があるでしょうか。テーマは『団地』です。

 

さんらいとくんが、熱い想いをぶつけながらもスマートに、ハードボイルドに自慰行為という題材と向き合っていたのに対して、九十九くんは何か押見修造作品のような泥臭さがあって、思春期特有の罪悪感であるとか羞恥心であるとか、そういったものまでも包み隠さずに書ききっていました。

 

三人称視点で描かれているにも関わらず、極めて内省的な物語であるため、性についての悩みを通して、主人公となる少年については、今回一番人物の掘り下げがなされていたように思いました。

 

ちなみにこれは私が知っている九十九くんの作風ではなかったのですが、次回以降もこの路線で書いてくれるのか注目しています。

 

 

人の住む場所

「三年前、同じ団地に住む幼馴染の生駒菊花は死んだ」

三年経ち、団地は建て替えがはじまり、俺は就活から目を背け、彼女は幽霊となって、だらだらとこの団地で暮らし続ける。

これが俺と彼女の日常だ、少なくとも、今のところは。

どこまでも日常系、どうしたって青春のおわり短編。 

 

 尾瀬みさき、またはあずにゃんの作品です。

 

私がふかふか団地を発足した理由の一つとして、尾瀬みさきよりも面白いと自分も認められるだけの小説を書けるようになるためというものがありました。

 

呼びつけにしてますが、学年にして1つ、年齢にして2つ年上のセンパイであり、私が大学時代に一番仲が良く、同時に多大なる影響を受けたお人です。

 

尾瀬みさきの作品は導入が好きで、読み手の中に根付いている言葉であったり、設定であったり、風景を全く違う解釈で提示し、心地いい低温の語り口で展開していく。私と尾瀬みさきだけは「フランネル」からの皆勤賞なのですが、3作目ともなるとそれはもう作風のようなものになってきています。

 

今回も私の目指すべき目標であり、超えるべき壁であり、みんなにそれがどれだけすごいものなのかを知ってもらいたい作品だと感じました。

 

 

ということで、勝手にニュータウンをレビューして参りました。多分に身内びいきが含まれていますが、ちゃんと面白い一冊になっているとも自負しています。

 

以下のページから500円でお買い求め頂けるので、よろしくお願いします。

 

fukafukadanchi.booth.pm

第二十三回文学フリマ東京に参加しました

サークル「ふかふか団地」は、11月23日(祝)に東京流通センター第二展示場にて開催された、第二十三回文学フリマ東京に参加しました。

 

ふかふか団地としては3回目の参加となるのですが、ようやく私も実際に会場へと足を運ぶことが叶いました。自分たちの作った同人誌が誰かの手に渡っていく瞬間を目にし、直接、感謝の言葉を伝えることが出来ました。

 

改めて、ふかふか団地のブースまで来てくださった皆様、本を買って下さった皆様、ありがとうございました。

 

今回の新刊『ニュータウン』は、団地というテーマの下、作られた1冊です。

 

このテーマを頼りにブースに来てくれた方、団地についてのお話をしてくれた方もいたことが、嬉しくもありました。

 

サークル名にも採用している通り、今回のテーマは、我々に共通した原風景から抽出されたものでした。

 

実際に会場で売る側の立場に立ってみて、個人的に感じたのは、何年経っても、どうなっても、ふかふか団地が「ここに来れば会える場所」のようになるといいなということです。これ前の日記を確認したら全く同じことを言っていました。改めてそう思ったということです。

 

いつまで続くか分からないし、それは僕個人が決められることでも無いのですが、今回も表紙と挿絵を描いて下さったアカシアさんや、とげつさん、伝右川伝右先生など、たくさんの方々に助けてもらって『ニュータウン』を形にすることが出来ました。

 

また、メンバーについては、今回も霜月先輩は頭が上がらないほど酷使してしまったし、尾瀬みさき先輩の小説は悔しいけど今回も素晴らしいし、今回から新しく加入してくれたさんらいとくんも、九十九葵くんも、それぞれ私が知っていた以上に、熱の込められた小説を書いてくれて、私も負けてられないなという気持ちで一杯です。

 

流れる時間の中で、何かを変わらず続けていくことは、私たちがそれに合わせて少しずつ変わっていくことでもあると思います。

 

本としての完成度も、個々人の小説も、一人でも多くのお客様の心に残るものにしていけるよう、楽しみながらサークル活動を続けていきつつ、また色んな人に助けてもらいながら、たくさんのことを考えて、少しずつでも前に進んで行ければいいなと思います。

 

ということで、次回は来年5月の第二十四回文学フリマ東京でお会い出来るかと思います。

 

結果にコミットできるよう、メンバーそれぞれ小説創作と同人誌製作と筋力トレーニングに励んでいきますので、どうぞこれからもサークル「ふかふか団地」をよろしくお願いします。

 

 

PS.近日中に、ふかふか団地のBOOTHにて『ニュータウン』の通販を開始する予定です。当日、来られなかった方は是非ご利用ください!