青春のリハビリ
我々ふかふか団地の記念すべき1冊目の同人誌「フランネル」の原稿作業が佳境です。
本当のことを言うと、当初締め切りに設定していた日にちは過ぎており、メンバー4人中2人は既に原稿を完成させています。
現在は次回の会合までに設定された、残り2人の原稿完成を待っている段階です。
プライバシーなので誰が締め切りを落としたかは言いませんが、全くもう!プンプン!
なんつって!最もヤバイ状況なのは私です!
メンバーの皆さんには締め切りのプレッシャーをかけまくりながら、その当人が締め切りを落とすという、一番情けない姿を見せてしまいました。誠に申し訳ございません……。
サークルを発足した当初に話していた、今回の同人誌の裏(内面的な)テーマは「リハビリ」です。
表(外向き)のテーマは「青春」に決定しており、これを統合するとおじいちゃんたちがプルプルと杖をつきながら、必死に青春のやり直しをしようとしているさまが詰まっているのではないかと思います。
原稿を書き進めていく中で、身体の節々が動かなくなっているのを痛感していますが、なんとなく私が最もリハビリを必要としている箇所が掴めた気がしました。
以前は良くも悪くも、それが間違っているだとか「これを書く意味は?」とか、小難しいことは考えず、自分の面白いと感じたもの、書きたいと思ったものを好きなように書けていた気がします。
今は「他人の目」と「自分の目」の両方が気になってしまい、考えすぎた結果、少しずつ先に進んでは戻り、先に進んでは戻りを繰り返しています。
これは、私の中では「成長したこと」でもあり「衰えたこと」でもあるのだろうなと感じています。
多分今の私は以前のような物語は書けなくなっているのだと思うし、今の私が書いているものも、また以前の私では書けないものなのだと信じています。
サークルとして長く続けていくことも一つの目標なので、まずはリハビリというテーマに寄りかかって、誰かに向けて以上に、今の自分が書けるものをきちんと確かめるために作品を完成させようと思います。
ただおっさんのリハビリを読んでもらっても仕方ないので、矛盾しているかもですが、誰かにお金を払ってもらう以上は本としてその価値に見合うものを作り、私自身も少なくともメンバーの中で一番いいと自信を持てる作品を書くつもりでは当然います。
私だけどんな物語か明かしていない気がしますが
「大好きな同い年の声優さんからサインを貰うまでの話」です。
どうぞご期待下さい。