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ふかふか団地ブログ

文芸サークル『ふかふか団地』についてのお知らせや、メンバーの日記を公開していきます。

2017年5月7日(日)第二十四回文学フリマ東京にて、四冊目の新刊『火星ソーダ』を頒布予定。
ふかふか団地の既刊小説誌を売っています

音フェチが好きすぎて膝枕耳かき屋に行ってしまったお話。

九十九葵

 

耳かきって、いいですよね。

私は耳かきが大好きで、よく耳かきをしています。

実は、耳かきの音だけでもご飯3杯いけます。

常日頃からASMR(Autonomous Sensory Meridian Response。すごく簡単に説明すると「音フェチ」。気になる方は動画サイトで聞いてみよう!)動画を耳にしていることもあって、私の耳リテラシーは止まることを知りません。

そんなある日、私はふと思ったのです。

誰かに耳かきしてもらったら、ヤバいんじゃね? と。

皆さんも誰かに耳かきをしてらもったことがあるかと思いますが、ただ耳かきを再現しただけのものと、実際にやってもらうのとでは天と地ほどの差があります。

もう幸福度が段違いなんです。

しかし、もう私も二十歳を超え、家族に頼むわけにもいかず、かと言ってやってくれるような彼女がいるわけでもなく……。

そんな私に残された選択肢はただ一つ、それが「膝枕耳かき屋」だったのです。

とどのつまり「若いねーちゃんに膝枕してもらって耳かきをして欲しいなぁ」願望を満たすべく、私はなけなしの千円札の束を握りしめて、耳かき屋へと赴くことを心に誓ったのです。

ちなみにそんな願望を抱いたのは業務中でした。不届き者です。

居ても立ってもいられず、業務中もずっとそわそわしていておりました。

定時を迎えた直後、私は真っ先に職場を後にして、足早に駅へと向かいました。風でした。

電車を待っている間、「耳かき屋」で何度もググる私。

なんといつも遊びに行っている秋葉原に、存在したのです。

秋葉原駅を降り、RTAのような動きで目的地へと向かいました。

件の耳かき屋が雑居ビルの3階にあったのです。

扉が妙に重々しく感じました。

5分ぐらい扉の前で腕を組み、どうしようどうしようと考えておりましたが、覚悟を決めて私は扉を開きました。

 

そこは、和風で統一された空間が広がっていました。

こんなところに物静かな和風のお店があるなんて知りませんでした。

近くのカードショップに足を運び、極めて全うな手段で高額カードを売りつける悪事を働いている横で、その店はひっそりと佇んでいたと思うと感慨深いものがありました。

出迎えてくれた従業員(小町、って言うんですって)も和服に身を包んでおり、グッときました。

やはり女性は和装だと一段と美しく見えますね。

そしてお店の中に通され、二畳程度の個室へと案内されました。真ん中には布団が敷かれておりました。

そして小町が来るのを、私は正座して待っておりました。

1分程度で、小町さんはやってきました。

正直緊張しすぎました。

それこそ、あおむけとうつ伏せを間違えるレベルで。

「あまり言われてやることないですよね」という謎のフォローをされました。ハズカシ。

そしてゆっくりと私は煩悩まみれの頭を小町さんの膝の上に預けました。

タオルで目元を隠してもらい、施術が始まりました。

始まる前に、耳かき長めでお願いしました。抜かりはない。

まずは耳の穴の周りをオイルマッサージしてもらいました。

小町さんの手の温かさと心遣いとぬるぬるを耳で感じておりました。

正直言って、これは初めての感触でまだ的確に表現できませんが、とてもよかったと思いました。(小並感)

私の耳リテラシーもまだまだ未熟であるという現実を突き付けられ、修業が足りないことを実感させられました。

 

あ、そうそう、雑談もしたんですよ。世間話的なものだったんですけど、一番盛り上がった話題が「ショットガンシャッフルはカードを痛めるZE!」でした。謎。

 しかももう遊戯王やってないのに「あ、カードゲームなさってるんですか。もしかして遊戯王ですか?」と小町さん聞かれて「アッハイ。やってますやってます」と見栄を張ってしまいました。

 

次に、ライトで耳の穴の中を照らして、白い綿棒で耳かきをしてもらいました。

マジテンアゲパリピです。

小町さんの膝の温もりと柔らかさを肌で感じながら、少し遠慮しがちな綿棒の進行を楽しんでおりました。

膝枕って、すごいんですよ。癒し効果がパないんですよ。(童並感)

絶対に眠らないと心に決めていたのに普通に意識が飛んでいました。非常にもったいない気分になりました。

やはり、自分でするのと誰かにやってもらうのとでは歴然とした差があることを再確認しました。

さらに言えば、バーチャルとリアルも雲泥の差があることを十二分に感じさせられたのです。

もう二度と音フェチ動画開けないかも、と思ってしまいました。

 

最後は、肩や首の周り、腕を揉んでもらいました。

あまりにもデスクワークのし過ぎで、肩凝りが酷かったらしく、小町さんに「うわっすごく硬いですね」とドン引かれました。

そんなに凝ってたんですかね。自分ではわからないものです。誰か揉んでみてください。

腕も後ろから揉んでもらいました。

肩口から手首にかけて徐々に揉み下ろされたのですが……。

なんかそれだけでドキドキしました。

長年童貞やっているとそうなっちゃうんですね。

 

てなわけで、あっという間の30分でした。

非常に有意義な30分であったと私は思っております。

誰かに耳かきされたい貴方も、癒されたいと思っているそんな貴方も、女性にちやほやされたいそこの貴方も、皆さんの要望をしっかりと満たしてくれる場所が、そこにあります。

いやあ皆さんも一回は行ってみるべきだと思いますよ私は(ダイレクトマーケティング)。

なんかブログ書いているうちに行きたくなってしまったので、今週末、また行きます。

耳かき意識を高めるため、ASMR動画を視聴しつつ、終わりにさせて頂きます。さいなら。