小説制作ノート その2
映画のDVDをよく観るようになった。目の前で繰り広げられている人生に触れることができないというのは、映画の観客は映画の世界からすれば幽霊のようなものだな、なんて言えないだろうか。言えないか。自殺の経緯、痕跡を残さない人間、母の言葉、そして幽霊はそこにいるそもそも死んだとされる時刻の後、俺がまだ彼女の死を知る前に、俺は一度会っているのだ。話がかみ合わないと思ったが、あの時の彼女はもう幽霊だったんだろう痴話げんか、大学に行くいい加減成仏してほしい人の住む場所都築(ツヅキ) 主人公 大学生 団地出身生駒菊花(イコマ・キッカ) 幽霊 数年前に死んだ 生き生きしている伏島蓉(フセシマ・ヨウ) 都築の高校時代の同級生 生の気配が希薄<書くべきこと>街の様子大学指電脳映画生活住みやすい街かと聞かれると答えに窮する生まれ変わりの拒否成長の拒絶スクラップしないこと、ビルドしないこととどまり続けることセックスもういいのかなって物に触れられるのは魂の質量の分が残されている、しかしそれはものを撫でるだけで、何かを動かすほどの力はない時の止まった部屋引越しでもぬけの殻になった部屋に住む幽霊生きるとは生きているとは肉体 精神肉の悦び精神的充足パンと礼節ゴーストタウンという言葉の意味を正しく理解したのは、その響きを知ったかなり後のことだった。壊てやらんと取り残されて本当の幽霊になってしまう誰かにとって意味のあることをしたほうが多分楽しい供養鏡には映らないからどんな顔をしているのやら大学-信号-団地
進捗がヤバい