ふかふか団地ブログ

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2018年11月25日(日)第二十七回文学フリマ東京に参加予定。
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自分の創作活動をちょっとだけ振り返る


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お久しぶりです。九十九葵ことコアラです。


自分のペンネームも忘れかけておりました。

 

今回はちょっとマジメに自分の創作活動について振り返っていきたいと思います。

 

二宮飛鳥や膝枕耳かき要素はありません。

ご期待に沿えず申し訳ございません。

次に僕が投稿するときに期待してください。

 

あ、あと僕の書いた火星ソーダに寄稿した「漸近線上のエスケイピズム」のネタバレも少し含みます。

 

多分皆さん忘れてるかと思いますけど

 

皆さん、小説(これに限らず、絵や陶芸などなどなんでも、なんならSSやツイッターで呟く妄想とかでも)を書く時、何を考えてますか?

 

芸術作品には、作者の想いや伝えたいことが詰まっているものだと私は思っておりますが、私自身、自分の作品にメッセージを込めているわけではありません。

 

言ってしまえば、「こーゆー話、面白そうやなー絶対流行る(確信)」とか「最終的にはイイお話にしたいよね」ぐらいの気持ちでしか書いてません。

 

格好つけて言うのなら、「小説」というエンターテイメントとして楽しいかどうか、というのが僕の中で最重要視されています。

 

まー、ぶっちゃけた話、「差別はよくない!」とか「人は見た目ではなく内面だ!」とかそんな当たり前な綺麗ごとを吐き散らすつもりは毛頭ないですし、僕に言われなくても分かっているかと思います。

 

僕としてもわざわざそんなことを自作のキャラクターに言わせたくないですし。

 

現に、今まで書いてきた作品の全てがそんな感じです。言ってしまえば浅いです。底が。

 

だからこそ、前回の「漸近線上のエスケイピズム」も中途半端な出来になってしまったのかな、と思いました。

 

オチが納得いかないゾあのヒロインだったら主人公のこと許さないとか、家出エアプとか、これだからお前はコアラなのだとか……。


うるせ~っ、僕が書いた二宮飛鳥似のヒロインやぞっ僕が一番理解ってんだぞ~、オラァ!! 

 

と思いました。

 

まぁ悔しくないか、と言われれば割と悔しいですけどね。自分の中で一番の出来でしたし。

 

退屈から逃れたかった主人公と、束縛を嫌ったヒロインがただ現実逃避するかのように逃げていくお話。

 

二人はその距離を少しずつ縮めていき、触れ合う直前まで近づきます。

 

最後は、主人公は「このままではいけない」と思い、ヒロインを逃避を止めます。

 

問題はその後でした。

 

やはり他の人も苦言を呈していたように、ヒロインを裏切った主人公は、ヒロインから許されるべきではなかった、という点です。

 

僕自身、主人公がヒロインに嫌われてほしくなかった、という甘えがあったのでしょう。

 

別に主人公=作者、みたいなことはありませんけど!! ホントだよ!!

 

また、「漸近線上」という言葉の通り、限りなく近付いてはいたけれど、触れ合うことはありませんでした。

 

ヒロインが語る「夢」の内容は、ついぞ主人公に語られることはなかったし、主人公の恋心もヒロインに伝わりませんでした。

 

そのため、タイトル通りと言えばタイトル通りです。

 

でも、やっぱり「夢」は語らせるべきだったかな、と思いました。

 

三題噺のお題の「夢」を適当に消化した感が満載でした。これはひどい

 

言ってしまえば、登場人物たちの思想は全て作者の中から生まれています。

 

自分の考えを暴露することに少しばかり羞恥心を持っていたのかもしれませんねコレは(冷静な分析)

 

……確かあの作品の創作時期は、ちょうど某ブログの記事を投稿した時です。

 

ホラ、読めよ!!!! 二宮飛鳥要素じゃ!!!!

fukafukadanchi.hateblo.jp

 

二宮飛鳥に対する愛情と罪滅ぼしから誕生した「エスケイピズム」は、多分あの時にしか書けなかったでしょう。

 

また、「いい話にしよう」という気持ちが流行ってしまったばかりに登場人物の心情を無視したようなオチになってしまったのかな、と思いました。

 

なんか言いたいことがごちゃついてきましたね……。

 

まー、最終的に何が言いたかったのかというと。

 

次からはもうちょっとだけ、自分が思っていることをさらけ出してしまってもいいのかなー、とか「面白いことしたろ!!」とか気負わずに書いてみようかなー、と思いました。ということです。

 

次のコアラ先生の作品にご期待ください。

 

以上、コアラからでした。

 

p.s. 次の記事は、僕の二宮飛鳥にかけてきた一年間について語ろうかなと思います。