グリーンステージで観た景色
創作に行き詰った時、立ち返るのは豊崎愛生さんのことです。
それは、私が何かを書くことの根源にいるのが豊崎愛生さんだからです。
3月5日、LAWSON presents Sphere Fes. 2016初日に参加しました。
今年に入ってからスフィアのライブに参加するのは初めてで、豊崎愛生さんに会えるのも初めて。
振り返ると、初めてスフィアのライブに行ってから丸々7年が経とうとしている。
これだけ時間が経っても、毎週ラジオを聴いていても、毎日音楽を聴いていても
ライブやイベントに行けない時間が空くと、毎回毎回学びもせずに「好きとはなんだろう」と分からなくなってくる。
時間と共に「好き」でいることが、当たり前の状態になってきて、好きと豊崎愛生さんが混ざり合ってしまい、ぼんやりとしたものになっていくような感覚。
ただ、だんだん分かってきたのは、この問いに対する回答はどんなに頭で考えても納得できなくて、だけどライブで姿を見るだけで一発で分かってしまうということ。
そうして悩んで分かってを繰り返してこれたからこそ、7年という幸せな時間が横たわっていることについてでした。
この日、3月23日に発売となる3rdアルバムのリード曲である「クローバー」を初めてライブで歌ってくれた。
この曲は、ここまで繋がってきた時間の色んな感情を、そのままの温度で思い起こしてくれるような、そんな曲に思えた。
クローバーを聴き終えたとき、最初に思ったのが「書こう」ということでした。
今も私が何かを書くことの意味のほとんどは豊崎愛生さんにあって、もし直接届かなかったとしても、書き続けることを辞めなかった道のどこかで出会うことが、今も自分の夢であり続けていることがちゃんと分かった気がしたから。
夢の形が変わって、自分に言い訳し続けても、これだけはなんとか手放さないでいようと強く思ったのです。
ぶち壊しにするようなことを言うと、今回も現状進捗が一番やばいのは多分私です。
リーダーはな、忙しいんだよ。
前回は私に対する禊のような意味もあったので、ほぼ100%自分のために書きました。
今回は誰かのために書くものになっている気がするので、それぞれの形で重なるものになっていればいいなというのが目標です。
ということで、5月1日(日)第二十二回文学フリマで頒布する小説誌のタイトルが決まりました!
「パッチワーク」
です!
今回は割と悩みに悩んで、うーんこれでいくかと決定打がないまま確定した形になりましたが
後からこの言葉に偶然出会ったり、一貫性のない私たちの小説を縫い合わせて生まれる1冊につける名前としては、ちゃんとふさわしいんじゃないかなと思います。
表紙は前回に引き続き、アカシアさんにお願いしました。
仕事でめちゃくちゃ疲れてしまったときに、アカシアさんと久しぶりにおしゃべりしたらめっちゃ元気になったので、台湾から帰ってきたら絶対また遊んでくれと勝手に思っています。
それではみなさん、3月23日(水)に発売になる豊崎愛生さん3枚目のアルバム「all time Lovin'」をどうぞよろしくお願いします。