ふかふか団地ブログ

文芸サークル『ふかふか団地』についてのお知らせや、メンバーの日記を公開していきます。

2018年11月25日(日)第二十七回文学フリマ東京に参加予定。
ふかふか団地の既刊小説誌を売っています

【MTGデッキ紹介】幻視(げんし)、女子は、たいようだった ~副陽の接近~【スタンダード 】

≪宣伝≫
今回も文学フリマにも出店します。場所は「B-64 (Eホール 1F)」 新刊は「火星ソーダ」です。


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どうもこんにちは。ダース・ベイダーです。

唐突ですが、今回は全世界で大人気のTCG(最新弾アモンケット好評発売中)のマジックザギャザリングのデッキを紹介します。おじさんはね、最近MTGにハマっているんだ。
紹介するデッキは、新弾で登場した最強カード「副陽の接近」と「熱病の幻視」を軸としたいわゆる【ターボフォグ】というものになります。

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つまり、「幻視」と「Second Sun(英語名)」

げんしけん 二代目じゃないか!(無理矢理)

(なんかOPでも太陽、太陽!とか言ってるし)


げんし、女子は、たいようだった。/上坂すみれ


そして、その事実に気づいた瞬間、私の脳内でこのデッキへの理解と愛が急速に高まっていった。意味の無いカードの羅列が繋がっていく、無限の可能性を示すかのように輝いていく。
こういった不毛な考察に、私は何よりもカードゲームの楽しさを見出してしまう。途方もないほどの愛着がふつふつと湧いてくる。
このリストはまだまだ試作段階ではあるが、私自身が【二代目主人公】を体現するべく、私はこの75枚をより完成度の高いものに仕上げていきたいと思っている。何かをご意見を頂けるなら幸いでございます。
そう、このデッキのコンセプトはまさに、ハーレムを形成することに他ならなかったのだ。
これこそがまさに斑目ハーレム。彼に残された選択は二つ。「げんし」の沼に相手を引きずり込むか、「二つ目の太陽」を拝むことだけだ。

リストはこちら

デッキ名︰4C幻視副陽 60枚

呪文35枚
花粉のもや4
祝祭の開幕4
取り囲む地割れ4
燻蒸1
天才の片鱗4
予期4
Approach of the Second Sun2
排斥3
予言により 4
熱病の幻視 4
俗物の放棄1

土地25枚
青白サイクリングランド4
赤緑サイクリングランド4
緑白サイクリングランド2
青白シャドーランド3
青緑ファストランド2
青赤ファストランド2
霊気拠点4
平地2
島2

サイド15枚
奔流の機会巨人2
終止符のスフィンクス1
ゼンディカーの同盟者、ギデオン3
不許可2
否認2
払拭1
隔離の場1
燻蒸1
俗物の放棄1
排斥1

リストを見ていただければわかるように、このデッキには相手の戦闘ダメージを軽減するいわゆる「フォグ」と呼ばれるカードがメインから12枚も搭載されている。

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このデッキの勝ち筋は、相手のクリーチャーを無視して、この「フォグ」でひたすらに耐える。そして、「熱病の幻視」のバーンか「副陽の接近」の特殊勝利で勝つ!というなんとも「陰キャ」なデッキなのだ。
しかし、耐え続ければいつか必ず勝利を手に出来る。冷えきった現代社会に残された一筋の光。それがまさにこのデッキのコンセプトだと言えよう。

そして、試合中の盤面を見てもらいたい。

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ハーレムじゃないか!?


相手の盤面をガン無視するため、必然的に相手のクリーチャーの集団を一手に請け負うこととなる。
これはまさに、ハーレム体質というものに他ならない。時には聴覚障害になりながら、ラッキースケベに襲われながら、のらりくらりと攻撃を回避し、ひたすらにデッキを掘り続ける。
卑怯と言われようが、つまらないと言われようが、知ったことではない。それがこのデッキの、斑目の、私自身の戦い方なのだから。

それでは順に採用されている注目のカードの紹介をしていこう。

《副陽の接近/Approach of the Second Sun》

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ハンドルネームが故に絶対使おうと思っていたカード。今回は、熱病の幻視をサイドプランに据えたフォグ型での採用。
思っていた以上に理不尽に強いなと回してて思いました。プロツアー「太陽」になることを私は切に願っている(そしてサイドにまたギデオン)

《熱病の幻視》

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超有用なドローソース兼フィニッシャー。そして、げんし要素。勝手にウィクロスを始めたい方にオススメ。早めに引けるかどうかで結構勝率が変わりそうなくらい強い。逆に言うと頼りすぎている。

《予言により》

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このカードの登場により、1ターンにフォグ+ドローという動きが格段にしやすくなった。
また、副陽の接近を打つターンにも隙が出来づらくなることや、1ターンで2回太陽を拝むことも可能になる。エンチャを処理できない相手には本当にやりたい放題出来る、強い。いかにエンチャ破壊が環境に蔓延するかがこのカードの強さになりそう。

《排斥》

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ただひたすらに強い。このデッキの苦手な置物、ウラモグ対策。入っていない相手には1マナサイクリングと腐ることがない。相当流行りそうなカードでもあるので、逆に使われると結構きつい。排斥で排斥を排斥しろ。


最後に、このデッキの相性について。
実戦経験はまだ少ないが、ぶっちゃけ結構強いと思っている。
明確な弱点は、エンチャ破壊、打ち消し、ウラモグの3点。逆に言うとこれ以外には比較的に有利かと思う。
マルドゥ機体とか、緑黒とかの純粋なビートダウンには、エンチャ対策が積まれてなければ比較的有利がつくかも。環境にどの程度エンチャ対策が蔓延するかによる所は大きいが、排斥がメインから多く積まれる様な環境になると少しキツいかもしれない。
問題なのは、青系コントロールと霊気池。両方とも12枚の「フォグ」が死札になる上にカウンターを持っている。サイド後は青白コントロールにシフトするのが必須なので、サイド後のプランも含め要検討。
コントロール相手はプレイングと構築を深めて隙のないように調整する必要がある。終止符のスフィンクスが鍵になると思われるので、枚数等は調整したい。
しかし、霊気池はかなりキツそう。フォグでダメージ軽減したところでウラモグのデッキデスで死にかねない。何よりメイン戦の相性が絶望的。ここら辺はある程度割り切って、実際の経験の中で学んでいきたい部分。

ということで、げんしけん二代目デッキの紹介でした。
今期は時間があれば積極的に大会にも出ていきたい所存ではありますので、何卒宜しくお願いします。

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ふかふか団地4冊目の同人誌『火星ソーダ』についてのお知らせ

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火星ソーダ - ふかふか団地

 

2017年5月7日(日)に東京流通センター・第二展示場にて開催される第二十四回文学フリマ東京に、サークルふかふか団地で参加します。

 

サークルとしては4冊目となる、新刊火星ソーダを頒布予定です。

 

スペースはB-64 (Eホール 1F)で確定しました。この辺は近くなってきたら、改めて告知させていただきますが、今回も何卒よろしくお願いします。

 

 

さて、今回のブログはアカシアさんに描いて頂いた表紙イラストを自慢する回です。

 

前回の記事にも書きましたが、これまでの表紙(※過去作はコチラから)とは大胆に構図を変えてもらうイラストになりました。

 

これまでは、静謐なイメージで表紙を描いて頂いていましたが、このふかふか団地というサークルを発足した内的な理由の一つに「青春の延長戦」というものがあったなと、ふと思い出しました。

 

私は完成したイラストを見て「ソーダ水、制服、女の子の3点が揃ったら、それはロックンロールなんです」というわけの分からないことをアカシアさんに伝えました。

 

火星ソーダの表紙は、これまでで一番、直接的に"青春の影"を感じるものに仕上げて頂いたと感じています。構図としては新しくしてもらいながらも、そこに込められた意味は、むしろ一番最初に考えていたことを改めて形にしてもらったようで、イラストとしての完成度はもちろんのこと、意味としてとても気に入っている表紙です。

 

何よりも、女の子のふとももが、これまでの中でも断トツでふかふかしてそうなのが、私はすごく良いと思いますね!!!!!!!

 

This is ふかふか団地!!!!!!!

 

「ふともものふかふか感」というのは、明確な母性の表れだと思うのです。同時に「団地」というのは、父か母かで言ったら、どちらだと思うでしょうか。正確なデータではありませんが、多くの人は「母」と答えるんじゃないかと思います。それは団地が「帰ってくる場所」だからに他なりません。母のどこに帰ってくるのか、という点については諸説ありますが「母の」という言葉を修飾するに相応しい有力な言葉の一つとして「膝の上」があることは疑いようがないでしょう。つまり、ふかふか団地という言葉は、ふかふかした太ももをした女の子のメタファーということになります。そういう意味でも、今回の表紙は素晴らしいと思うのです。ふとももがふかふかしていると、必然的におしりもやわらかそうという話もして、そこに「ふかふか団地」という文字を配置するとセクハラになるのでは……。ということをメンバーに告げたところ、無事お前の頭がおかしいだけだという反応を返されました。

 

 

 

今回、私は編集長に徹しているので、編集に際して、各メンバーの作品もじっくり読むことが出来ました。私という25勝0敗のエースが離脱しても、このサークルはやっていけるのだと強く思わされる力作が揃っています。

 

特に、我がサークルの文芸同人誌を買って下さっている皆様の中には尾瀬みさきの小説が好きな人」が多くいると思います。特定の個人を贔屓すると角が立つかもしれませんが、今回の火星ソーダは、尾瀬みさきの小説が好きな人は絶対に読んで欲しい、絶対に買ってほしいと、いちファンとしての目線から強く推奨しておきます。

 

これは「ジオングだ」と言い張って、まだ完璧には書き終わっていない氏に、勝手にプレッシャーをかける意味も込めていますが、素直に自分が書けなかったことを「悔しい」と思えるくらい、いい小説だったことも間違いありません。

 

文学フリマ当日まで、また何度か宣伝させて頂きます!

 

ふかふか団地の新刊・火星ソーダを是非よろしくお願いします!

ふかふか団地 2017(春)活動予定表

こんばんは。ふかふか団地です。

 

最近は仕事が忙しかったり、ラップのつぶやきばかりしていて、活動報告が疎かになっていましたが、5月7日(日)第二十四回文学フリマ東京へ向けての準備が進められています。

 

火星ソーダ」を頒布します。

怪しい飲み物を配るみたいな感じですが、文学フリマ東京で頒布するふかふか団地4冊目の同人誌のタイトルが火星ソーダに決まりました。

 

なんやかんやで、そろそろサークルを初めて2年が経とうとしていて、これまで出してきた3冊とはタイトルから毛色を変えていこうと思い、4番目の太陽系惑星である火星からインスピレーションをうけたタイトルとなりました。ソーダはノリとダジャレです。サイダーにすると、かせきさいだぁ先生のようになりそうなのでやめました(ラップの話)。

 

今回は不甲斐ないことに、奇跡が起こらない限り、私の作品は掲載されませんが、その分、編集長として辣腕を振れるように頑張っていきたいと思います。

 

表紙イラストは、今回もアカシアさんに描いて頂きました。この2年間で何が一番変わったかというと、アカシアさんと仲良くなりすぎたことだと思います。ついにこの前、後輩が自分たちの仲がいいことを表現するために「先輩とアカシアさんくらい仲良し」という言葉を使い始めました。もはや慣用句となっています。

 

今回は、一番最初に依頼した時から、アカシアさんが「描きたい」と仰られていた水の表現を存分にしてもらえる表紙となりました。私個人としても、アカシアさんが描く水と反射する光影の表現が大好きなので、色がついて仕上がったイラストを頂戴した時、頭の中でどんどん想像が広がっていく感覚にとてもワクワクさせられました。

 

構図としても過去3冊からはガラリと変わったものになっています。近日中に何らかの形で公開できると思いますので、ご期待下さい。

 

獨協文学116号に寄稿しました。

いろいろあって、獨協文学116号への寄稿依頼を受けました。

 

 

掲載されているのは、尾瀬みさきのあずにゃんヘデイクという、脳にあずにゃん型の腫瘍が出来てしまう男の話です。私が保証しますが、間違いなく傑作です。

 

思い出話などを始めると秒で老害と化すので、この話題についてはこのくらいにしておきます。頑張れ獨協大学文芸部。

 

あずにゃんヘデイクは、尾瀬みさき氏のホームページよりご覧いただけると思うので、興味がございましたらお読みください。私が完膚なきまでにやられた作品なので念を押して宣伝しておきます。

 

けいおん!」の二次創作同人誌を制作します。

けいおん!」連載開始から、まもなく10年を迎えようとしています。

 

けいおんについて、折角だから、何か形に残るものを一つ残したいという完全な自己満足によるものなので、ふかふか団地としてというよりかは、私個人の趣味でつくります。

 

まだ未定ですが、やるったらやります。一旦は文学フリマへと集中するので、夏ごろを目処に刊行しようと考えています。

 

多分、ごく少部数私財で作って、ネット通販と、文フリの片隅でコッソリ売る形になりますので、もし欲しい方がいたら、その際にはよろしくお願いします。

 

 

お知らせできることがあってもなくても、4月はまめにブログを更新していきます!!!!!

 

けものフレンズ最終回、かばんちゃんの黒い指と仮面ライダーファイズ

本記事の内容そのものは悪い冗談ですが、アニメ「けものフレンズ」最終話のネタバレに沿って進みます。

 

 アニメ「けものフレンズ」が最終回を迎えました。黒いセルリアンに取り込まれたかばんちゃんをこれまで出会ったフレンズが、そしてラッキーさんまでもが力を合わせて救う展開はぐっとくるものがありました。

 さて、無事平和を取り戻したジャパリパークでは、お祝いのパーティが開かれていました。一度はパークに残るといったかばんちゃんに、フレンズはフロートつきのバスをプレゼントし、かばんちゃんは島の外へ出ることを決意します。旅の門出に、かばんちゃんはサーバルちゃんから教わった木登りを披露し、自分は大丈夫であることを皆に伝えます。

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 かばんちゃんの指先が、黒くなっているのが分かります。この場面だけなら、木登りの際の汚れと言い張ることができたかもしれません。

 

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 このカットで、かばんの指は変色し、しかも進行性のものであることがうかがえます。

 この変色に対する説明はなされないままお話は幕を下ろします。もちろん、何かしらの意味を持っていることは疑いようがありません。それでは、これはなにか?

 

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 仮面ライダーファイズに登場する怪人「オルフェノク」はご存知ですか?

 オルフェノクは、一度死んだ人間が覚醒し蘇った人類の進化系です。彼らは個体ごとに他の生物を模しており、その特性を持っています。

 しかしの急激な進化に肉体は耐えられず、その寿命は極めて短く、オルフェノクの死の兆候は、肉体の灰化という形で現れます。

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 かばんは、セルリアンに取り込まれた際に命を落としました。そして、オルフェノクとして蘇ったのです。不完全なオルフェノクとして。

 翻っていえば、フレンズとはオルフェノクの完全な姿であると言えます。皮肉にもそれは、動物が人の形を取ることで生まれることになったのです。ファイズ劇中で永遠の生を受けたオルフェノクが人間の姿を失い人型の怪物そのものになったことからも分かる通り、人間としての特性が強すぎることは、安定した種となることにとって妨げでしかないのです。そして、かばんは「ヒト」のフレンズでした。

 そもそも、仮面ライダーファイズは自分が何者であるか、夢を持たない若者がさまよいながら自らの居場所と在り方を探していく作品でした。けものフレンズもまた、自分を知り、他者を知り、存在を確立し「何をするか」を見つけ出す物語です。

 かばんは、セルリアンに捕食され一度死んで蘇り、自らの寿命がいくばくもないことを悟ったでしょう。だからこそ、島に残って、フレンズと穏やかに余生を過ごすことを、島の外に出るのは「いつか」でいいと嘘をついたのでしょう。ですが、友人たちの後押しで、かばんは旅に出ることを選びました。残された時間をひたむきに生きていくこと。待ち受ける運命がどうであれ、その選択こそが、人間という動物の美しい特性なのだと告げるように。

 

 ……かばんちゃんはヒトのフレンズなので、失った手袋やタイツをしている姿こそが自然状態です。時間を経て、ゆっくりとあるべき姿に再生しているだけ。このエントリを書く前に恐らく正解の解釈には行き当たったのですが、13年越しに仮面ライダーファイズの最終回を想起させる作品に出会ったので、書き残しておこうと思います。

にぎわい東北 presents Wake Up, Girls!in レイクタウン ミニライブを観てきた

近所にWUG(声優アイドルユニット:Wake up,girls!のこと)が来て無料観覧のミニライブを行うというので、行った。

わたしが声優のライブに行ったこと自体が面白いらしいので、まったくこの手のレポートは専門外で書き方も分からないけれど、思ったことを備忘録的に書く。

 

朝7時に起きてすぐアイフォーンのツイッターアプリで「WUG」と検索し、げんなりする。イオンレイクタウン側のイベント情報とWUG公式サイトのインフォメーションとで「7時以前の行列は撤去」の文面の有無が分かれており、結局徹夜組(百歩譲ってイベント会場ならまだ周辺から隔離された環境だからともかく、仮にも無休営業の商業施設付近で徹夜をするな)が優先観覧にありついた、という事実に非常に萎えた。(声優ライブ勢)オタクが気持ち悪いという偏見を強める形となり、これは不可抗力に近く、大変に遺憾である。声優ライブガチの人間でも極めて理性的な人物がいるのは当然知っているので、一部の思慮のない人間はなんらかの形で社会的制裁を受けていくべきだと思った。優先列の会場入場時に先頭集団がダッシュして椅子にぶつかって転んでいるの、愚行権の範疇を逸脱しているので、一切許容できなかった。厳しい。

 

声優ライブは何年か前に理性的な声優ユニットファンの友人に誘われていったアニメ紅白以来二度目で、コール?も分からなければ光る棒も持っていない(ファイズエッジなら持ってる)。というかWUGに興味を持ったのが先月のことなのでメンバーの顔と名前が一致していない。

しかもイベントは1Fだがわたしは3Fの吹きぬけから見下ろす形だったので、遠い。球場外野席よりは近いが、冷静に考えるとアリーナなんかで観るライブの二階席はこんなもんじゃないだろうし、チケット番号で一喜一憂するオタクの気持ち、分かるよ。

 

10時半にイベントははじまった。

 

よっぴー(七瀬佳乃役:青山吉能さんのこと。また七瀬佳乃の作中の愛称でもある)、推せる。尊い

3階からで顔は識別できないし、判別の材料になるだろう胸リボンの色も(よっぴーは青)藍色(あいちゃん)紫(ななみん)がいて微妙に分かりづらいのに、喋る前から一目でよっぴーって分かったよ……。もう絶対かわいいよね。脚細いしきれー!

歌も踊りも上手で、すごいプロ意識を感じた。

それに、よっぴーがね、笑顔で三階のわたしに手を振ってくれたんですよ。もう完全に決まった。冗談を抜きにしても、歌いながら、笑顔を、観客に向ける、っていう心構えって徹底するの本当に難しいんですよ。ある種、演奏を自動化させる必要がある。不安があったらそれは困難になる。自信がある、自信の裏打ちとなる努力がある、そういった総合的な部分でよっぴーはいいな、すごいな、って思ったんです。

 

総評として、ライブハウスのバンド演奏ですら誰に注目したらいいのか迷うのに七人がぴょんぴょこぴょんぴょん踊り跳ねるステージ、ADHDには情報処理が追いつかないんですが、来てよかったです。みんなかわいい。「あっこれアニメで観たやつだ!」を身体表現で再現するのは21世紀の芸能だと思うし、Wake up girls!が他アニメの主題歌を歌うなど、作品外にコミットしていくのは強みだと思うので、もっと頑張ってほしい。

 

余談ですが、吉岡茉祐さんが主人公島田真夢の役であることの得心がいって、声のお芝居も歌唱力もメンバー内で抜きん出ているわけではないのになんでだろうなって思っていたんですけど、生歌唱の際の安定感が鍵だったんだなって。他のメンバー(みゅーちゃんとかななみん)が結構歌い出しに声が出ないのが散見されたんですが、まゆしぃは常に一番の声量を確保していて。それと、タチアガレのソロパートで歌いだし一瞬キー外したのに即修正したんですよ。タフだなって思って。音源と遜色ないかむしろ生で聴いたほうがより魅力が伝わる歌い方で、えらいな、ってなんだか頭が下がる思いをした。

 

にぎわい東北って銘打っている割には東北物産のプッシュとか(一応レイクタウン内の食料品売り場でやってることはやってるらしかった)チャリティ募金箱とかそういうのなかったし、全体的にイベント進行の粗は目立った。あまり運営側の手際はいい評判を聞かないので、反省を生かしていただきたい。今度はWUGちゃんのチケットで入るタイプのイベントに行ってみたい。

セットリスト
  1. HIGAWARI PRINCESS
  2. 7 girls war
  3. タチアガレ
  4. 極上スマイル

尾瀬みさき)