節約について
わたしは複数の箇所から合計150万円ほど借金をしていて、しかも収入が200万を下回っている。そのくせ毎晩のビールはやめられず、DLsite.comでエロ同人RPGを買いあさることも怠らない。エロ同人RPG狂いで多重債務者になるのは日本でも稀なケースだと思う。
開きっぱなしの蛇口、あるいは石油を垂れ流すように飛ぶヘリコプターのような状況で、水道代や燃費を最適化するにはそれらを使わなければよろしい。ということで、もう五年くらい頭の中でパワーワードの地位を占めていながら実行に移せない「緊縮財政」についてお話します。
予算を立てずにスケジュールを立てる
底辺労働者が予算を立てるとそのかつかつぶりに絶望して心が濁りアルコールに逃げてしまうので、予算は立てないほうが精神衛生上よろしい。それよりも、手帳のカレンダーページに一ヶ月の予定を書き出し、そこから逸脱しないことを意識したほうが結果的に予想外の出費を減らすことができる。正確に言えば、「予想外の出費」を自覚できるようになる。「ちょっとぐらいええやろ」をどれだけ抑制できるかがカギなんじゃないかと思う。実践できてないけど。
繰り返し買う消耗品をリストアップする
最近はじめたことで、インスタントスープやボックスティッシュや洗顔材だったり、一ヶ月に一度は買うようなものを思いつくだけ書き出してAmazonほしいものリストに個数99で登録した。クレジットカードの明細を見ると実感できるのだけれど、Amazonの恐ろしさは瞬く間に購入回数が増えていくところにある。高額の商品を買うよりも、ちまちまと買っていくほうが「お金を使った」実感がないので見えない請求がかさんでいく(個人の感想)。買い物の回数を減らせ、というのが見出しとしては正しいんだけれど、漠然としたお題目はADHDにとってはむしろ毒なのでできることをできる範囲でやっていこうな。
食生活の幅を広げる
個人的感覚なのだけれど、オフィスワークは食事の幅が自ずと狭くなっていく。いつも同じコンビニだったり、今日もラーメンだったり。そうすると、少しでも食事のバリエーションを増やそうと一品付け足したり煮卵トッピングしたりして、おなかははちきれそうになるし数百円ロスする。これを防ぐには意図的に毎日違うものを食べる必要があって、いろんなところを食べ歩く方が長期的には食費をコンパクトにできるんじゃないかという、現時点では予想です。毎日セブンイレブンじゃ実際うんざりするし食事も楽しくなくなる。コンビニ飯は好きだけれど。
デートの予定を積極的に作っていく
は?
デートというのは、性別を問わず、飲み会っぽくないお食事というか、しっぽりやっていきましょうや、的な会合をイメージしていて、要するにそこに飲み代を集約する意識でやっていこうと。たまのビールを最高品質の友人とともに召し上がっていただこうと。友人も恋人もいない。机上の空論だ。金麦は最低だ。麦とホップは最寄のローソンには売っていない。9月から節約する、月曜日から本気出す、今日だけは飲ませてくれ、キーンランドステークス(編集部註:キーンランドカップのこと、精神的動揺と競馬知識の浅さがうかがえる)、悔やんでも悔やみきれない、なけなしの4000円が飲まれた、安ワインとカットチーズは、涙を彩るほどの味わいはなかった。