僕の中の二宮飛鳥というアイドルについて
お久しぶりです。
コアラこと九十九葵です。
死んではいません、生きています。
ただ最近、自分の中で勝手に荒れていました。
でも、だいぶ片が付いたので、ここで吐かせてもらいます。
いつも仲間内でも喋らない方なので、この時ぐらいは許してください。
コアラという生き物はユーカリという毒を持つ植物を食べています。
だから体に毒が溜まってしまうのもしょうがないことだと思います。
まあ、何を語るかはもうわかってらっしゃるかと思います。
二宮飛鳥くんについてです。
かわいい。
アイドルマスターシンデレラガールズというソーシャルゲームに登場するアイドルの一人です。
二宮飛鳥、というアイドルと出会ったきっかけは、友人が送ってきた、二次創作の漫画でした。
丁度、一年位前ですかね。
実を言うと、初見は「なんだこの子変わった子やなあ」ぐらいにしか思っていませんでした。
当初は鷺沢文香さんやユッコ(堀裕子)が好きで(今も勿論好きです)、作中、その二人と一緒にいることがあったため、興味を惹かれた、といった感じでした。
悟って斜に構えた態度に、パンクな恰好、ニヒルな言い回し。
所謂、中二、というものです。
他のアイドルとはまた一線を画した存在でした。
中二病、と言えば、神崎蘭子を思い浮かべる方が多いかと思いますが、
僕はそちらの中二病よりも、飛鳥くんのような従来の意味での中二病が好きです。
蘭子みたいな中二病も嫌いではないです。そちらも好きです。
それはさておき。
僕の持論ですが、14歳、という生き物は最強です。
子ども、というほど幼いわけでもなく、かと言って大人か、というとそこまで分別が付いているわけではない。
そんな大人と子供の狭間に存在する時期だからこそ、この時期が愛おしいのです。
抱いた夢をかなえるため邁進する姿、異性にモテたくてカッコつける姿、何もかもを理解したつもりで世界を嘲笑う姿、誰かに素直になれなくてぶっきらぼうになってしまう姿……。
いろんな姿を見ることができます。
14歳だからこそ、抱ける心情というものがあるものです。
ちなみに、みなさんはどんな14歳でしたか?
僕は「世界なんて壊れてしまえ」タイプの破滅系中二病でした。(照れ)
なんでそんなことを思っていたのかはまあ、今回の飛鳥くんの話とはあまり関係がないので別の機会に語るとします。
さて、話を戻しまして、蘭子は、割と「ボロ」が出易いタイプの中二病です。
設定ノートを誰かに見られると赤面したり、予想外の出来事が起きると素が出てしまったり……。
小難しい言葉の裏は、とても素直で、人の心を鷲掴みにしていきます。
それもそれでかわいらしく思えるのですが、それとは対極的に飛鳥くんは「ボロ」を出さないタイプの中二病です。
むしろ、あれが素だと思います。多分、何年後もあの調子でしょう。
デレマス公式が出しているコンテンツ(シンデレラガールズ劇場とか一コマ劇場とか、コミュとか)では、なかなか「ボロ」を出さず、むしろずっと自然体で振舞っていました。
そんな貫き通す姿が、格好良くて、好ましく思えます。
でも、素直じゃなかったり、授業中なんだかんだでしっかりとノートを取ったり、クレーンゲームに熱中したり、恋バナに身を乗り出して聞き入れたり……。
そんな彼女の時折見せる、14歳らしさが微笑ましくて可愛らしくて、たまらなく愛おしく思えるのです。
デレマスには14歳のアイドルは数多くいますが、ある意味、飛鳥くんが一番14歳らしい子だと僕は思います。
そんな彼女の発する言葉の一言ひとことが、僕の心の琴線に触れていったのです。
いえ、そんな彼女に、シンパシーを抱いた、と言った方が正しいでしょうか。
実際に公式が出している漫画を見たり、SSを見たりしているうちに、いつの間にか大好きになっていました。
今回、僕の作品「漸近線上のエスケイピズム」のヒロイン、高良木肇のモチーフになったぐらいです。
上記リンクにて、今回の同人誌「火星ソーダ」について知ることができますよ。(唐突な宣伝)
みんな読んでくれよな~、頼むよ~。
さて、話を戻しましょう。
あまりにも飛鳥くんのことが好きすぎて、ついにはCDまで買ってしまいました。
ちなみに今も聞いています。てか、この記事を聞きながら書いてます。
シャワー浴びてる時、ほぼ毎回歌ってます。
他にも、飛鳥くんは学校や家ではどんな感じなのだろうか、他のアイドルとは普段どんなことをしているのだろうか、とかとか。
そういう妄想をするのも結構楽しいものでして。
こんな日々が、ずっと続くと思っていました。
ただ、アイドルマスターシンデレラガールズ・スターライトステージの二宮飛鳥コミュ4話を見た時、ひとつの疑念を抱いたのです。
「僕の思い描いていた、二宮飛鳥と違う」と。
ストーリー自体は、とても好きな展開でした。
自分の追い求めるものがなんだか分からず不安を感じて、思わずプロデューサーに苛立ちをぶつけてしまう。
だが、プロデューサーが諭して、飛鳥くん自身がアイドルとは何かを見出す。
夢中になれる何かを、等身大の衝動をぶつけられる何かを、飛鳥くんは求めていたのです。
いい話じゃないですか。めっちゃ。
私好みのストーリー展開です。いつもの僕なら大歓喜しておりました。
でも、なぜか、萎えてしまった自分がいたのです。
自分で自分にドン引きしました。
「なんでや!」と。
それからはもうずっとモヤモヤしていました。
なぜなのか、何度も何度も問うても答えは見つかりませんでした。
初めての感覚で、困惑しっぱなしでした。
一度抱いた熱量が消えていこうとしているのを肌で感じておりました。
同時に、焦りも感じていました。
「お前あんなに好きだと言ってたじゃねえか」と。
「んんwww! 拙者、あしゅかきゅんにガチ恋ゆえ、他のことに手が付けられないでござるwwww、キュンキュンwwww、コポォwwwww」とか言ってたじゃねえかお前。
僕の中の「二宮飛鳥」に、そして自分自身の心に何度も問いかけていました。
仕事中も考えてました。仕事しろ。
ひとつのことに、ここまで頭を悩ますことは初めてでした。
まさか、ここまで好きになるとは僕も思っていませんでした。
「なんでゲームの一キャラにそこまで考えなきゃいけないんだか」と頭を押さえることもありました。
嫌いになれれば、いえ、冷めてしまえは、楽だったとは思います。
でも、僕の本心は、「飛鳥くんを、デレマスを嫌いになりたくない」です。
せっかく大好きになったものを、ここで簡単に手放したくはなかったのです。
もうね。
ふかふか団地の社長さんにも泣きつきました。
あの時はありがとうございました。
おかげさまで気が楽になりました。
ですが、それでも、僕は結論を見出せずにいました。
耐え切れずに僕は、先輩Pに泣きつきました。僕に飛鳥くんを教えてくれた、友人です。
以下、話の内容。
ぼく「俺を殺してくれ」
友達「は?」
ぼく「飛鳥くんへの愛が覚めてしまった自分がいるんだ」
友達「なんでや。……聞かせてくれや」
僕は語りました。今までの経緯を。
友達「そのワンシーンは、お前を驚かせただろう」
ぼく「ウン」
友達「お前はな、まだ二宮飛鳥というアイドルの一部しから知らない。逆に言えば、これからもっと多くのことを知れる、ということでもある」
ぼく「ウン(涙)」
友達「お前は、どうしたいんだい?」
ぼく「お゛れ゛も゛っ゛と゛あ゛す゛か゛く゛ん゛の゛こ゛と゛す゛き゛に゛な゛り゛た゛い゛い゛い゛い゛!」
友達「なれるさ、お前なら」
ぼく「お゛れ゛も゛っ゛と゛あ゛す゛か゛く゛ん゛の゛こ゛と゛し゛り゛た゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!」
友達「うん、お前なら絶対に受け入れられる。
だからモバマスやろ?(小声)」
僕「う゛ん゛! ………………あれ?」
モバマスはじめました。
とんだ青春野郎だよお前は。
マジ、パイセンPありがとう。
ちょっと泣いた。(小声)
その友人には「えぇ……(困惑)」と引かれたけど。
もっと早く始めればよかったよ。あの時もっとステマしてくれればなー。
4年近いステマを受け続けたけど。
それはさておき。
僕は、今まで「アイドルとしての二宮飛鳥」が好きだったのです。
ただ、今回のデレステのコミュ4話は、アイドルとして目覚める前の「ただの二宮飛鳥」でした。
だから、僕の中の二宮飛鳥像が二つに分裂して、揺蕩っていたのです。
いえ、作中の言葉を借りるのなら、「オーバーライド(上書き)」されてしまったのです。
だからこそ、動揺してしまったのです。
僕はまだ、二宮飛鳥という人間の、切り取られた一部しか知らないのです。
僕は「二宮飛鳥」というアイドルを理解った気でいて、まだその片鱗すら触れていなかったのです。
たった一部を見ただけで、好きか嫌いかを判断し、熱くなったりか覚めたりしてしまうことは、僕が最も忌むべきことと思っていることのの一つです。
それを、飛鳥くんにやってしまったのです。
僕という男はそこまで情けなくて、薄情な人間だったのかと枕を濡らしました。……ホントだよ?
ですが、悩みを打ち明けたことで、僕は悟ったのです。
僕ができることはただ一つ。
もう一度、もっと大きな「好き」で「オーバーライド」するだけ。
でも、オーバーライドされる前の出来事も、僕は決して忘れません。
その過程を経て、僕は飛鳥君をより好きになったのです。
オーバーライド、というよりも、名前を付けて保存の方がしっくりきますね。オーバーライド言いたいだけおじさんかな?
僕は、結論を見出しました。
どんな二宮飛鳥でも、愛して見せようと。
そして、近日、デレステのストーリーモードにて、飛鳥君のストーリーが公開されました。
もうね、惚れ直しましたよ。
謎の多い二宮飛鳥というアイドルのドキュメンタリーを視聴者にお送りする、というストーリー。
僕がずっと抱いていた疑惑を、飛鳥くんは、そして彼女の仲間たちは解き明かしてくれたのです。
まだすべてを理解ったわけではないけれど、もっと知りたい、好きになりたいと思えるようになったのです。
あと、友達いなさそう、という僕の心配も払拭されました。
飛鳥くんはちゃんと、みんなの心の中に存在するんやなって……。
まだ見てないよって人はぜひ見て欲しいです。
今まで見たことのない飛鳥くんが見れますよ。
そして、楽曲追加された「共鳴世界の存在論(オントロジー)」。
MVのレベルも高いし、かっこいいし、可愛いし、控えめに言って最高でした。
ほぼ毎日見てます。
最近、耳かきボイスよりも聞いてます。
まさか逆転するとはタマゲタケ。
そして、なぜかキレてます。
「ふざけんなカッコよすぎだろ! あとめっちゃ可愛い、もうやだ最高バババババババババ(祝砲)」
飛鳥くんへの想いがモロバレル。
でも、あれレベル27の難しさじゃないよね、絶対「秘密のトワレ」の方が楽だよね。
もっと飛鳥くんのこと好きになりたいからストーリーあくしろよ。ホラホラホラホラ。
さて、長らく話しましましたので、そろそろ終わらせようと思います。
昔から、何かに熱を上げることが恥ずかしく、一歩後ろに下がって、いいところだけを手に取ってほどほどに遊ぶ、ということをし続けてきた人間でした。
でも、僕はどこかで、夢中になれる何かを探していました。
等身大の衝動をぶつけられる、何かを求めていました。
もっと堂々と好きなことを好きだと言いたかったのです。
僕はそれを見つけることができました。
あの時抱いた熱は、確かに僕の胸の中に残っていました。
心の中の火種は、当時の勢いを秘めておりました。潰えることなく、再燃したのです。
以前よりも激しく、そして明るく。
やっぱ、アイマス最高だな!(再認識)
今回はここまで。
次回は膝枕耳かきしてほしいデレマスのアイドルで打線を組むので楽しみに待っててください。
それでは皆さん、ごきげんよう。